連想検索

連想検索、発見、発想:

2008/03/04 23:00からNHK総合で放送された「爆問学問」という番組で、高野明彦さん(国立情報学研究所)が「連想検索」を紹介されていました。
番組を見ながら連想検索ServieにAccessし、使用してみたが凄く面白い。『関連する分野の一連の学習』や、『発見』、『発想』、等に対し、非常に有用そうです。以下に説明を記述します。

2000/5/11のNatureにも「連想検索」が、「21世紀に注目される情報検索技術」として、Googleと並んで、紹介されていました。以下にNatureの原記事へのリンクも記述しておきます。興味のある方はご覧下さい。
[Nature掲載記事]:"Souped-Up Search Engines", D. Butler, Nature, vol. 405, pp. 112-115, 2000

連想検索Service:

連想検索のServiceで、私が使用してものの中から、面白いと思ったものを、以下にいくつか抜粋し、リンク記述します。『関連する分野の一連の学習』、『発見』、『発想』、等に対し、非常に有用そうです。

連想検索エンジン reflexa (2007.5.11-):コトバとコトバのつながりを元に、未知の情報を探索 していくための連想検索エンジン

新書マップ(2007.5.7-):連想検索機能を活用して、あるテーマに関連した新書・選書を瞬時に 探し出す検索システムです。

想−IMAGINE (2006.7.28-):現代を読み解く1000のテーマやWikipediaの23万項目を基点に、本を探せる究極の書籍検索 サイト。(※複数のDatasourceで検索を行い統合させています。)

連想検索:

連想検索では、漠然としたイメージから出発して望む情報を手に入れたり、思いもかけなかった領域に思考や調査の範囲を広げることができます。
単語や文章を入れて検索すると、それに近い内容の文書が提示されると同時に、内容のエッセンスを表す複数の単語が、「関連キーワード」として示されます。関連キーワードは、一つのテーマや言葉に対し、人間が連想するさまざまなイメージや概念に重なる。そこで、興味のある文書や関連キーワードを手がかりに、次々と検索を進めていく。

※説明引用文/詳細参考記事:検索から連想へ−ひらめきをもたらす情報技術(Intervew)−高野明彦 (国立情報学研究所)(PDF)

私が私用してみて感じたことは、「私用される文脈が明確なキーワード」のほうが発想、発見を進められそうです。専門用語など、使用される文脈が明確なほうが。例えば「SOA」(Service oriented Architecture)のキーワードで連想検索してみて、新たな関連技術を知ることができました。その逆に多くの文脈で私用される語としては、「ラーメン」など。

連想検索、参考文献:

また、「連想検索」に関し、さらに、詳細な内容に関し興味がある方は、以下のリンク先(PDF)をご覧下さい。詳細説明が記述されています。

情報を発想力に変える、連想エンジン 高野明彦 (国立情報学研究所)(2006)(PDF) 

連想に基づく情報空間との対話技術 - 連想の情報学を目指して - 高野明彦 (国立情報学研究所)(2003)(PDF)
 

汎用連想計算エンジン、OpenSource:

上記、連想検索Serviceで用いられている、汎用連想計算エンジン「GETA(Generic Engine for Transposable Association)」は、Open Sourceになっているようです。連想検索エンジンの、"設計書"、"Manual"、"Source Code"、に関しても興味を持たれた方は、次のSiteから、取得することができます。

GETA(Generic Engine for Transposable Association)